2025年3月25日
「人間ドック、どれくらい時間がかかるんだろう?」そう思っていませんか?
仕事や家事などで忙しい毎日の中で、貴重な時間を有効に使うためには、事前に所要時間を把握しておくことが大切です。
この記事では、人間ドックにかかる時間の目安や、時間を有効活用するためのポイントなどを詳しく解説いたします。
ぜひ最後までお読みいただき、人間ドック受診の際の参考にしてください。

人間ドックの所要時間
平均的な所要時間
人間ドックの所要時間は、受ける検査項目やコース、医療機関によって異なりますが、一般的には半日コースで2〜4時間、1日コースで5〜8時間程度で終了するケースが多いです。
人間ドックの半日コースと1日コースの違い
半日コース | 1日コース | |
おすすめする方 | ・初めて人間ドックを受ける方 | ・詳しく検査を受けたい方 ・特定の病気のリスクが気になる方 |
所要時間 | 2~4時間程度 | 5~8時間程度 |
検査項目 | 【基本的な検査のみ】 ・問診 ・身体計測 ・視力・聴力検査 ・血圧測定 ・血液検査 ・腫瘍マーカー検査 ・尿検査 ・便潜血検査 ・心電図検査 ・胸部X線検査 ・腹部超音波検査 ・胃部X線検査(バリウム) ・胃内視鏡検査(胃カメラ) | 【基本的な検査に加えてオプション検査を追加】 ・婦人科検診(乳がん・子宮がん) ・肺機能検査 ・肺CT検査 ・骨密度検査 ・腹部CT /MRI検査 ・大腸CT検査(CTコロノグラフィー) ・脳ドック(MRI/MRA) ・心臓ドック など |
【補足】
・各コースに含まれる検査項目や追加可能なオプション検査項目は、医療機関によって異なります。
・費用は、医療機関やコース内容によって異なります。
・大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)は1泊2日のドックや、別日の実施となる施設が多いです。当院では内視鏡を専門とするクリニックの強みとして、大腸カメラまで同日に実施可能なコースをご提案しております。
単科ドックと総合ドックについて
人間ドックには「単科ドック」と「総合ドック」の2種類があります。
単科ドックは、特定の臓器や疾患に特化した検査で、例えば胃カメラ・大腸カメラに特化した内視鏡専門ドックや、「脳ドック」「肺ドック」「婦人科ドック」などがあります。一方、総合ドックは、全身を対象とした検査を行います。
単科ドックは、特定の臓器に絞ってより専門的な検査を受けることが可能であり、結果についてもより詳細なフィードバックが得られます。特定の疾患リスクを抱えている人や、過去に異常を指摘された人に適しており、短時間で効率的に検査を受けることも可能です。これに対して、総合ドックは、健康状態を総合的にチェックしたい人や、健康維持のために定期的な検査を希望する人に向いています。
人間ドックの流れ
医療機関によって多少の違いはありますが、人間ドック当日の一般的な流れは以下の通りです。
1. 受付・着替え
予約確認書、マイナンバーカードもしくは健康保険証、問診票などを提出します。
受付後、健診着に着替えます。
2. 問診・各種検査
身体計測、血圧測定、血液検査、腫瘍マーカー検査、尿検査、心電図検査、胸部X線検査
(その他のオプション検査)
腹部超音波検査、胃部X線検査(バリウム)または胃内視鏡検査(胃カメラ)、婦人科検診、肺機能検査、骨密度検査、脳ドック、心臓ドックなど
3. 医師による診察
検査結果の説明を受けます。
必要に応じて、精密検査や治療の案内があります。
4. 会計
検査費用を支払います。
【注意事項】
・検査項目や流れは、医療機関によって異なります。
・検査を受ける前に、医療機関から指示された注意事項をよく確認しましょう。
・検査結果が出るまでには、2~4週間程度かかるのが一般的です。
・治療必要な項目などが見つかった場合には、結果説明は、後日改めて行われる場合もあります。
時間を有効に使うためのポイント
せっかく人間ドックを受けるなら、時間を有効に使いたいと思います。
スムーズに検査を終え、待ち時間を最小限にするためのポイントをご紹介します。
- 事前予約
人間ドックは予約制の医療機関が多いため、事前に予約を済ませておきましょう。特に、土日や祝日は混雑しやすいので、早めに日程を確保するか、平日の受診がおすすめです。 - 前日の食事
検査内容によっては、前日の食事に制限がある場合があります。医療機関からの指示をよく確認し、食事内容や時間などを守りましょう。 - 服装
動きやすい服装で来院しましょう。脱ぎ着しやすい服装や、アクセサリー類は最小限にするのがおすすめです。 - 持ち物
マイナンバーカードもしくは健康保険証、診察券、予約確認書など、必要な持ち物を忘れずに持参しましょう。
時間に余裕を持って来院:受付や問診など、検査以外の時間もあるため、時間に余裕を持って来院しましょう。 - 質問は事前にまとめておく
医師に相談したいことや質問がある場合は、事前にメモしておくとスムーズです。
上記以外にも、医療機関によっては、事前に問診票を記入して持参するよう指示がある場合があります。またweb問診を取り入れている施設では、事前に回答を済ませておくと当日スムーズに検査が進行します。
よくある質問
Q. 人間ドックはどのくらいの頻度で受けるべきですか?
A. 基本的には年に1回受けることをおすすめします。特に、40歳以上の方や、生活習慣病のリスクが高い方は、定期的な受診が重要です。ただし、一部の項目については、推奨される頻度が異なります。例えば、脳ドックは3~5年毎、肺ドックは非喫煙者であれば〜3年毎、大腸カメラはポリープなどがない方の場合2〜3年毎、などといった具合です。毎年漫然と繰り返すのではなく、年齢やリスクに応じて自分に必要な検査を選び取ることができる医学的知識をつけていくことも、健康管理を続ける上では非常に重要です。
Q. 人間ドックを受ける前に、何か準備しておくことはありますか?
A. 検査内容によっては、食事制限や薬の服用に制限などがある場合があります。医療機関から指示された注意事項をよく確認し、事前に準備しておきましょう。
Q. 人間ドックの結果は、いつ頃わかりますか?
A. 検査結果が出るまでの期間は、医療機関によって異なりますが、一般的には2~4週間程度です。結果が揃い次第、資料が作成され郵送でお手元に届く場合が多いです。検査結果によっては個別に、医療機関から連絡がありますので、必要に応じて直接結果説明を受けましょう。また、当日中に判明した結果に限り、即日のフィードバックが得られる施設もあります。受診を検討する上で、結果がどのように得られる施設なのかも確認しておくと良いかもしれません。
Q. 人間ドックで異常が見つかった場合は、どうすればよいですか?
A. 人間ドックで異常が見つかった場合は、医療機関の指示に従って、精密検査や治療を受ける必要があります。放置すると病状が悪化する可能性がありますので、「要精査・要医療」となった項目については決して放置せず、必ず医療機関を受診しましょう。
Q. 女性特有の検査はありますか?
A. はい、婦人科検診では、子宮頸がん検査や乳がん検査など、女性特有の検査を受けることができます。子宮がん検診にも子宮頸がん検診と子宮体がん検診がありますので、注意してください。また、乳がん検診はマンモグラフィーや超音波検査、MRI検査など様々な手法があり、年齢などによっても有用な検査方法に違いがあるので、よく確認して検査を受けるようにしましょう。
まとめ
この記事では、人間ドックの所要時間や流れについて解説しました。
人間ドックの所要時間は、検査項目や医療機関によって異なりますが、一般的には半日コースで2〜4時間、1日コースで5〜8時間程度で終了します。
時間を有効に使うためには、事前予約や服装、持ち物などに注意し、時間に余裕を持って来院することが大切です。
また、人間ドックを受けることで、病気の早期発見・早期治療、健康状態の把握、病気の予防、健康意識の向上など、様々なメリットがあります。
ご自身の健康状態やライフスタイルに合わせて、最適な人間ドックを選び、定期的な受診を心がけましょう。